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第13回 K9ゲーム 後半戦 |
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今回は、「K9ゲーム 結果報告〜!!!の巻き」です。
私、個人種目で、ナ、ナ、ナ、ナント!
「ミュージカルチェア・・・優勝!」致しました。全く持って信じがたい限りです。
4ペア参加の
「リコールリレー・・・・・準優勝」
8ペア参加の
「犬とワルツ・・・・・・・準優勝」
チーム総合は4位で、おしくも入賞はならずでしたが、まぁ去年に比べるとかなりの進歩です。
では、入賞した種目の解説をしたいと思います。
「リコールリレー」は去年も準優勝だったのですが、去年とはメンバーがガラッとかわり、今年は足の速いコマも、他に出場種目がたくさんあったので「リコールリレー」は不参加でした。
今年のメンバーの中で特に心配していたイングリッシュコッカーのモーリャという子の成長振りは見事でした。
正直言って、呼び戻しが心もとなく、どこかへかっとんで行ってしまわないだろうか?対戦相手のワンコに襲撃に行かないだろうかとか?スタート地点で固まってしまわないだろうか?いろいろ不安点がありました。
もちろん、どんなに日頃から大丈夫だと思っていたワンコでも、いつ何をしでかすか、どこでどうなってしまうかなんて、本当にわからないものです。絶対大丈夫なんてことはないのです。
反対に、できないと思っていたことができたりなんかもします。
個々のワンコの不安点は多々ありますが、とにかく我が「湘南オールスターズ」は、反則をせず、きっちりルールにのっとって正確に競技をすることを心がけて練習してきました。
その成果は、どの種目にも現れていたと思います。
ルールを把握していないばかりに、失格になったりジャッジに認めてもらえないなんて、馬鹿馬鹿しいことです。
「リコールリレー」のルールは、結構細かくて反則もしやすいと言いますか、反則しても分かりづらいと言いますか、本人は反則しているつもりはなくても、ついつい焦って反則と取れるようなことをしてしまいがちな競技です。
単純に言えばリレーなのですが、一走者のワンコを飼い主が呼び戻して→ワンコをおすわりさせ→首輪をつかんで→ワンコの頭をポンとさわる。
これができたら二走者目のワンコを飼い主が呼び戻して、同じことをするのです。
そして三走者、四走者(アンカー)までいったら、最後に全員→「伏せ」をして、その速さを競うものです。
呼び戻したワンコは、尻尾さえも線から出ていてはいけないとか、細かいルールがいろいろあります。
文章で書くと、何だか本当にややっこしくて大変そうに感じられると思います。
確かに、お座りさせる前に首輪をつかんでしまったり、頭ポンを忘れてしまったりと、初めはよくそんなことをしていました。
でも、そういう些細なミスをなくすべく、とにかく練習をつみました。
速さも去ることながら、正確さ確実さです。
他のチームでは、やはりお座りの前に首輪をつかんだり、首輪をつかんで無理矢理お座りさせたりしている場面も見受けられました。
ちょっぴり不安だったモーリャが、第一走者でまっしぐらにママのもとに走っていきました。
その後、次々に正確にリレーができ、足の速さでは負けてしまいましたが、正確さでいうと我がチームは一番安心して見ていられるチームだと思いました。
ミュージカルチェアの練習も、いつもチームメンバー全員でやりましたが、「お座り・待って」ができるのは当たり前。
いかに人間が、早く椅子に座ることができるか、そして、線の外側でお座りをしているワンコたちにいかなるちょっかい出しても、ワンコは座り続けていなければならないような、そんな練習をしてきました。
その成果たるもの絶大だったのではないでしょうか?
誰かが「おいでおいで」と誘っても、誰かが「伏せ」などの指示を出しても、飼い主の「待て」以外の指示には目もくれないような練習は、少なくとも、コマにとっては本当に充実した練習でした。
それから、曲が止まったと同時に「お座り」ができるようにするのは、自主練習でもやりました。
曲が止まってから「お座り」の指示を出しているようでは間に合いません。
私も、曲が止まるかどうかを常に察知して、止まったと同時に目配せや微妙なハンドシグナルでコマにお座りすることを伝え、そうしたら私はコマが座っていることを信じて、椅子に向かって猛ダッシュです。
コマがすわっているかどうかを確認したり、立ち上がることを防ぐ為にコマの方をむいて、椅子に向かっていく暇などないのです。
決勝に残った16ペアは見るからに強敵ばかりで、まぁ、決勝に残っただけでもよしとしよう、と思う程のメンバーでした。
そして、だれが勝っても負けても不思議ではないメンバーだったので、だから私も無謀にも、ダメ元で椅子にむかって猛ダッシュできたのだと思います。
もし、勝ちを狙っていたなら、コマが確実にお座りしているかどうかを確認してからでないと椅子には向かえなかったはずです。
少しずつペアーは減っていって、そうなると私のドキドキも高まります。
コマの調子も上場で、曲が止まったと同時のお座りが、早いこと早いこと・・・
最後に残った2ペアーは、私&コマペアー、そして強敵の中の強敵、ボーダーコリーのビンゴというペアーです。
勝ちたいとか、もう無理だ、という考えはまるで起きず、曲と一緒に歩きながら、椅子の向きのチェックをしていました。
相手が何処にいるかは眼中に入っておらず、私はひたすら椅子の向きと曲が止まるのを気にしていました。
とその時、曲が止まり、私はコマを座らせることもしなかったと思えるほどの勢いで、椅子に向かって走りました。
最後の椅子に座れたのは私です。
でもまだ勝ったわけではありません。ビンゴの飼い主さんが、ビンゴをコマの横に座らせました。
これにコマが反応して立ち上がったりしたら、私はコマの元に行って、お座りをさせなければなりません。
その隙に、ビンゴの飼い主さんが椅子に座りビンゴが動かなければビンゴの勝利です。
何が何でもコマに動いてもらっては困ります。
私は「ステイ」の指示をかけ続けました。
ビンゴの飼い主さんは、わざとビンゴを動かして、それにコマがくっついてくる作戦にでましたが、コマはついに微動だにしませんでした。
試合終了の合図が出た瞬間、私は歓喜の雄叫びをあげたような気がします。
周りからも拍手やら声援やらが贈られ、わけがわからずキョトンとしているコマを抱き上げ天にも昇るうれしさでした。
全く予想も期待もしていなかった優勝を手にすることができたのですから、しかもあの強敵陣の中の頂点ですから、それはそれはうれしくないはずがありません。
ミュージカルチェアは言い換えれば椅子取りゲームなわけですが、これも練習の成果は大いにあったと思います。
たかが椅子取りゲーム、されど椅子取りゲームです。
ミュージカルチェアの意図は、いかに迅速に、そしてどんな刺激や障害があろうとも、確実に「お座り・待って」ができるかどうかです。
だからと言って、コマがいついかなる時も「お座り・待って」ができるかというと、決してそんなことはありません。
犬は、応用力がありません。確かに、ミュージカルチェアの為の練習はたくさんしたので、ミュージカルチェアモードになればできるのですが、一般の路上や公園、まったく知らない場所や他犬などの刺激があると、まるでダメだったりします。
だからこそ、いろいろな場所やたくさんの刺激の中で、繰り返し繰り返し練習しなければならないのです。
そして「犬とワルツ」です。
去年は、この種目にかなりの時間や労力を費やしたわりに、結果が伴いませんでした。
だからと言って、メンバー全員が出るというスタイルは変えずに、我チームは全員参加してこそのチームであるという想い一筋に頑張りました。
ただ、メンバーの一人は実は体調がよくないところを、私が無理にお願いしてチームメンバーになってもらったので、そのメンバーはワルツは参加しなくていいのでという約束でしたから、踊ったのは8ペアーです。
でも彼女も彼女のワンコも、皆と同じワルツ用の衣装を着て写真撮影などをしてくれたので、踊りはしませんでしたが心は一つです。
それに致しましても、去年同様、ワルツに費やした時間や労力は多かったです。
選曲から始まって、振り付けや衣装、それだけではなく、皆で踊れなければならないのです。
今年は、振り付けは一部のメンバーが考えてくれたので結構楽はできましたが、それでも細かい問題点が後から後から出てきます。
振りがよくても犬が実際できるかどうか、並び順がどうだこうだ、でも、私たちはあまり妥協せず、無理そうなことでも可能にするように練習しました。
我がチームには2頭のチワワがいますが、最後の締めは、一瞬にしてチワワがピンクのゴージャスなファーをまとって華々しく終わるのですが、一瞬にしてファーを巻きつけるのも結構大変でした。
でも、練習あるのみです。難しいと思っていたことでも、やってのけることができました。
我がチームは選曲もよかったと思います、「チワワ」という曲で、ノリがいいにはいいのですが、ノリのいい曲などたくさんある中、なんだか言いようのないノリのよさなのです。
曲を提供してくれたのは、チワワのこまめちゃんのママです。
私は、「犬とワルツ」が準優勝と発表されて、号泣してしまいました。
曲も、振り付けも、衣装も、私は何もしてなくて、ただ教わって付いていってただけでしたが、何だかうれしくてうれしくてどうしようもありませんでした。
去年に引き続き、衣装担当さんには本当におんぶにだっこです。
このコラムの中だけでは到底全てをお伝えしきれず残念ですが、とにかく途轍もない作業量を一人でこなしてしまうスペシャリストともいうべきメンバーには脱帽です。
衣装だけでなく、みんながそれぞれの得意分野を生かし、みんなで協力して、みんなで頑張った結果が、今回のK9ゲームの結果だったと思います。
ワンコを通して、これだけ一致団結し、心一つに取り組めるなんて、ワンコの力ってすごいですよね。
そして、チームを組んでチームで対戦するドッグスポーツが少ない中、このK9ゲームはすばらしいと思います。
お互い刺激しあって、お互い高めあって、そしてお互い助けあって、ドッグライフがどんどん充実していきます。
人間関係だって広くなるし深くなります。競技なので当然勝ち負けはありますが、他のチームを蹴落とそうなどということも一切ありません。
他のチームの人たちとも、とっても仲良しになれます。
実はコマは去年もあったのですが、ドギーダッシュという種目で、今年も隣のレーンを走ったワンコに襲撃されました。
ものすごい勢いでゴールしたコマに対して歯をむき出しにしてうなりながら噛み付いてきたのです。
コマの恐怖といったらなかったと思います。案の定、次の対戦では、コマは中間地点でチラッと隣のレーンを見て、隣のワンコがゴールしたのを確かめてから自分もゆっくりゴールに向かって走り出しました。
先にゴールすると襲われると思ったからでしょう。かしこいです。
もちろん襲撃されたり噛まれたりはない方がいいに決まっていますが、でも、ありうることなのです。
そういうことがあった後のケアーを、飼い主ができるかできないかが問われるところでもあります。
噛まれたといって噛んだ犬や飼い主を恨んでみても、噛まれたワンコは立ち直りません。
いかに、トラウマにならないようにケアーしてあげられるかが大事です。
そんなことも、私はコマが襲撃されて学ぶことができました。
もし他のワンコが襲撃されたのを見ていただけなら、「あ〜かわいそうに、襲撃されちゃって」としか思っていなかったわけですから、アフターケアーの術も学んではいませんでした。
K9ゲームとは、単にゲームを楽しむだけではなく、人生の社会勉強の場と言っても過言ではないかもしれません。
こんなにすばらしいゲームを考案したイアン・ダンバー先生や、この大会を主催しているレッドハートという組織、K9に参加している人々、もちろんチームメンバー、観戦にいらしてくださった方々、観戦は無理でも、応援してくださった方々、その他のたくさんの人たちに感謝感謝です。
そして何より、一緒に頑張ってくれるワンコたちに、この上ないお礼と賛辞を言わなければなりませんね。
「ワンコ、ありがと〜! ワンコ、バンザ〜イ! ワンコ、最高〜! ワンコ、イェ〜イ!」
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